10月下旬、川沿いの緑道に列植されているサクラで、数輪花をつけて
いるものがありました。1本間を置いてもう1本も同じように咲き始めていました。みんなオオシマザクラだと思っていましたが、違うものが混じっていたよう
です。 ジュウガツザクラかなと思って近づくと、感じが違いました。花がジュウガツザクラよりひとまわり小さくて、花弁数が多く、旗弁になっている雄しべも見ら れます。雌しべは、2本ありました。調べてみたら、栽培品種のコブクザクラとわかりました。コブクザクラは、雌しべの数が、不完全なものまでいれると 1〜7、8本と多く、1つの花に果実が1〜3個なることから子福桜と名付けられたとか。 11月上旬、見に行くと、花の数が増えていました。また、1つの果茎に脹らみかけている子房が2つついているものが、ありました。よくみると、子房が2 つのものがけっこうありました。名前のとおりの子福桜でした。 12月、花はあいかわらずポツポツ咲き続けていますが、途中でみんな落ちてしまうのでしょうか、大きくなった果実の姿が見あたりません。双子のサクラン ボは無理なのでしょうか。(2013.2.24) |