気 ままに自然観察　ー樹の花　マイ図鑑ー

ハスノハギリ（蓮の葉桐）

ハスノハギリ科　ハスノハギリ属　 Hernandia sonora


果実　2012.9.9 西表島

上の画像は花ではなく、果実です。 　花は、少し残っていましたが↓、小さくて遠くだったため残念ながら、様子はよくわかりませんでした。 ひとつの雌花の両側に雄花が１つずつ付いて、雌花１雄花２の３個１組で花序を形づくっているとのことです。

少し花が残っていた花序　　2012.9.9 西表島

花をちゃんとみることはできませんでしたが、前からみたいと思っていた果実のほうはみることができて、ラッキーでした。西表島の上原港の近 くに１０メートルを越す大木があって、こずえの方に、たくさん実をつけていました。 　果実は、白い部分を含めると直径３〜４�aぐらいで、想像していたより大きいものでした。 　白い部分は、苞が発達して袋状になったもので、その内側にみえているのが、黒い花被片に被われた果実ということです。葉だけでなく、穴から果実が顔をの ぞかせている様子も、ハスに似ているように思います。果実は水に浮き、潮に運ばれて広く分布するとのこと、浮き袋付きの果実で、ぷかぷかとどんな旅をする のでしょうか。 　（2012.9.13記）

・亜熱帯から熱帯に分布する常緑高木、国内では、奄美大島以南の海岸に自 生。 ・高さは、１５〜２０m ・花は、雌雄同株 ・花期は、７〜９月　直径３〜５�_の白〜黄白色 ・葉は互生、葉身の長さは１０〜３０�a、葉柄は楯状につく

　　2012.9.9 西表島

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