気ままに自然観察　ー草の花　マイ図鑑ー　

（2015.1.22）

ナガボノシロワレモコウ（長穂の白吾亦紅または長穂の白吾木香）

＜　バラ科　ワレモコウ属＞

2014.8　北海道苫小牧市ウトナイ湖畔

　↑ウトナイ湖畔で咲いていました。
　花弁のように見える萼片がから突き出る長い雄しべが目につきます。
　花は、オオバコと異なり、花穂の先から咲き始めますが、ここでは下向きに垂れているものがほとんどだったので、オオバコと同じように下から咲きあがっていくように見えました。

・湿地や池畔、湿った草地に生える多年草
・高さ0.8～1.3メートルほど
・花穂は、枝先につき、円柱形で細長く、長さ２～７センチ
・花弁はなく、４つに中裂する少し緑色がかった白い萼片が花弁のように見えます。
・雄しべは４、花糸は長くて白色、葯の色は、暗紫色、花粉は黄色
・雌しべは１

2014.8　北海道苫小牧市ウトナイ湖畔

2014.8　北海道苫小牧市ウトナイ湖畔　

2014.8 北海道えりも岬

襟裳岬の駐車場わきで咲いていました。海岸に迫った崖の上の草地です。風が強いところなので、乾燥しやすいのではないかと思いますが、霧も多いということで、大丈夫なのでしょうか。アカツメクサ（ムラサキツメクサ）やツリガネニンジンと一緒に咲いていました。

	↑2004.10.28 東京都　自然教育園 ←2004.10.28 東京都　自然教育園	↑*2003.10.9 　東京都　自然教育園ちょっと赤っぽいものがありました。
なぜか、自然教育園のナガボノシロワレモコウの花穂は、短くて直立していました。