気ままに自然観察　ー草の花　マイ図鑑ー　

(2009.4)

コハコベ（小繁縷）

＜　ナデシコ科　ハコベ属　Stellaria media　＞

２００６．３．８　千代田区内
道端、公園、庭などで普通に見かけます。ミドリハコベと比べて茎が暗紫色っぽいことが多いです。
・１～２年草・帰化植物　・花は白、直径８ｍｍほど。・花期は３～９月頃と図鑑にはありますが、日当たりのいいところでは、冬でも花をつけているものを見かけます。・萼片５個、花弁５個、花弁の中央に基部近くまで切れ込みがあるので、ちょっと見ると花弁が１０個あるようにみえます。萼片には繊毛があります。・雌しべの花柱は３個。雄しべは１～７個位（３～４個が多いようです）。とてもよく似ているミドリハコベの雄しべは５～１０個位なので、５～６個の場合どちらか悩みますが、株についている花の平均で判断しています。
２００５．4．２３　　浦安市
↑上の写真の右の花は、花弁が閉じ始めていて、雄しべと雌しべの花柱が真ん中に集まっています。コハコベは、花を閉じる時に、雄しべが雌しべに接触して自家受粉することによって、受粉を確かなものにしているとのことです。
2005.4.27　千代田区	←まだ４月でしたが、コップのように口を開けた果実がついていました。中を見ると、　種が５，６個の残っていました。