気ままに自然観察　ー樹の花　マイ図鑑ー

コ　ウ　ゾ（楮）

クワ科　コウゾ属　Broussonetia kazinoki×B.papyrifera

雄株　2002.5.3　群馬県松井田

・落葉低木。高さは２～６ｍ程になります。

・和紙の原料として古くから栽培されてきました。

・葉は互生

・雌雄別株

・花序は、新しい枝の葉腋に１個ずつつきます。

←紫黒色のクワの実のようにみえるのが雄花序です、まだつぼみの状態です。

（ヒメコウゾとよく似ています。花時以外は、ヒメコウゾと見分けるのは難しいです。）

雌株　2002.5.3　群馬県松井田

←雌花序は、赤紫の糸状の花柱が目だちます。花柱は７ｍｍ程で、ヒメコウゾより少し長めです。

雌花序　2002.5.3　群馬県松井田

←雌花が集まったものです。

（「樹に咲く花」には、コウゾの仲間は、花柱は２個のうち１個が退化して小さく残るか、または消失している、と書かれていますが、左の写真では、花柱が束になって２本とも残っているようにみえるところがあります。いろいろ変異の幅があるようです。）