コガタスズメバチの幼虫

　幸い、巣は小さく、近くにいた成虫は１匹だったようで、刺された箇所は１箇所でしたが、指された場所が鼻の先で、腫れて赤くなって 「お茶の水博士」状態だったので、念のため急いで病院に行きました。

　コガタスズメバチは、刺激をしないと刺されたりしないということですが、巣がある場所が道のすぐ横なので、道を通る人が気が付かず にさされても困るし・・・、どうしようかと思案の結果、ちょっとかわいそうだけれどちょうど雨が降ってきて人通りもないことから、今のうちに巣をおとして しまうことに決定！　ハチの姿が見えない時に、完全防備で、高枝刈りを槍のように伸ばして、そろそろ近づきグシッ、巣は枝からぼそっ、女王バチなのか巣の 中にいたらしいハチが飛び出してきました。じーっと樹のふりをしながらハチがちょっと離れたすきにじりじりと後ずさり、しゃがんでまたじっとしていると、 何が起こったのかわからずしばらく混乱したように飛び回っていた親バチは、そのうちあきらめたのか、どこかへ飛んでいってしまいました。しばらくすると同 じ個体かどうかわかりませんが、また１匹飛んできて、巣があった場所のあたりを飛びまわり巣を探しているようでしたが、ひとしきり行きつ戻りつした後、飛 び去って行きました。ちょっと哀れ・・・・でした（涙）。

　落とした巣の中を見ると、中はまだ１段だけでした。プクプクした幼虫から蛹からでだばかりのものまで２０〜３０匹いました。かわい そうでしたが、蚊・蠅用の殺虫剤を掛けてポリ袋に入れて成仏していただきました。後から、幼虫や蛹などもっとちゃんと写真を撮っておけばよかったな あ・・・・と。せっかくのチャンスだったのに、やはりスズメバチということで、ビビッていたようです。